病院に行くのが恥ずかしいのですが…
便秘に悩む方はたくさんいます。医師は、日々多くの患者さんの便秘の相談にのっているプロですので、恥ずかしがることはありません。便秘の原因を知り、つらい症状を改善するためにも、まずは医師に相談しましょう。
慢性的な便秘ですが、病院に行くほどではない気がします。
つらいと思う症状や不満、不安が特になければ、しばらく様子をみてもよいでしょう。ただし、便潜血による大腸がん検診は機会があれば必ず受けましょう。
長期にわたって便秘が解消されず、気になる場合は、医師に相談しましょう。
市販薬を飲んでいますが、病院に行くべきですか?
市販薬(下剤)で便秘が解消されない場合、気になる症状がある場合は、医師に相談しましょう。
市販薬を長く飲み続けることで依存性や耐性が生じる場合もあります。
どこ(何科)を受診したらいいですか?
まずはかかりつけ医に相談するとよいでしょう。内科、消化器科、胃腸科、心療内科、メンタルクリニックなどでも便秘の治療を受けることができます。
病院ではどんな検査をされるのですか?
まずは医師による問診が行われ、便秘の症状や生活習慣などについて詳しく聞かれます。
通常、血液検査や便潜血検査を行います。
必要に応じて腹部X線検査、大腸内視鏡検査、腹部CT検査を行います。
病院ではどんな治療をするのですか?
病院では、①薬物療法、②生活指導、③食事療法が中心となりますが、心理療法などの治療も行います。
治療の中心は薬物療法となりますが、生活指導や食事療法も重要です。
便秘の薬ってみんな同じではないのですか?
便秘の治療に使用されるお薬には、いくつかの種類があり、それぞれ作用が異なります。
便秘の原因や状態に応じて、適切なお薬を使うことが大切です。気になる症状がある場合には、医師の診察を受けて、あなたの便秘の状態にあったお薬を処方してもらうとよいでしょう。
薬を飲めば便秘は治りますか?
便秘を改善するためには、医師から処方されるお薬をきちんと服用するだけでなく、生活習慣や食生活の改善など、便秘の原因を解消することも大切です。
薬の副作用が心配です。
市販の便秘薬、病院で処方される便秘の治療薬とも、お薬には副作用が生じるものもあります。
病医院を受診し医師の診察を受けたうえで、あなたの便秘の状態にあったお薬を医師に処方してもらうことが大切です。
心配なことがある場合には診察時などに医師に相談し、あらかじめ副作用や服用時の注意点などを聞いておくとよいでしょう。
症状がなくなったら薬をやめてもいいですか?
お薬の服用をやめるタイミングについては、医師の指示に従いましょう。
自己判断で服用をやめることで症状をぶり返してしまうこともありますので注意が必要です。
薬を飲み始めてもよくなりません。どうすればいいですか?
お薬の種類によっては、症状の改善がみられるまでに時間がかかることもあります。
症状の改善が感じられない場合や、お薬がどうしても合わないと感じる場合などは、自己判断で服用をやめたり、服用する量を増やしたりせず、まずは医師に相談しましょう。